05

開発ストーリー

「ほぼ日のアースボール」には、
新しい技術やアイデアが
たくさん詰まっています。

アースボールの実現に欠かせない6人の、
それぞれの開発ストーリーをご紹介します。

「情熱をもって、
正確で美しい地球儀をつくる」

リプルーグル・グローブスクレイトン・チャンさん

世界最大の地球儀メーカー。

「ほぼ日のアースボール」は、
日本のパートナー「渡辺教具製作所」と
共同で制作した初めての地球儀です。

私たち「リプルーグル社」は、1930年に
リューサー・アーウィン・リプルーグルによって、
イリノイ州シカゴで設立された地球儀メーカーです。

創業時のコンセプトは、
「すべての家庭に地球儀を」というものでした。

まだまだその夢の途中ではありますが、
いまでは30カ国語以上の言語と、
150種類以上のスタイルを提供する
世界最大の地球儀メーカーになりました。

創業当初、地球儀を購入するのは、
学校などの教育現場ばかりでした。

しかし、いま販売される地球儀のほとんどは、
家やオフィス用として購入されています。

家に地球儀があるのはすばらしいことです。

世界の大きさや位置を、正しく知ることができます。

リプルーグルの地球儀はそれだけじゃなく、
見た目の美しさにも定評があります。

それは、多くの家庭がリプルーグルの地球儀を
家に置きたいと思う理由のひとつだと思います。

リプルーグルは地球儀に対する情熱があります。

製品をつくる職人たちも誇りをもっています。

いつも正確で美しい地球儀をつくるために、
日々、努力しつづけています。

時間をかけ、何度も試作をつくった。

「ほぼ日のアースボール」を初めて見たとき、
かなりユニークな地球儀だと思いました。
世界のようすをありのままの姿で眺められます。

アースボールは、山、砂漠、森林、草原など、
地球の地形を詳細に表現していると思います。

本体だけをみると、あらためて惑星としての
地球の美しさを再認識させられます。

ディテールにもこだわり、
とても魅力的なものになっていると思います。

アースボールの製造は渡辺教具と共同で進めました。

このプロジェクトで大変だったのは、
平面でつくられた地球表面のアートワークを、
特別な技術で球体に変換するところですが、
その調整作業はとても難しいものでした。

全体のクオリティにかかわる大切な工程なので、
時間をかけ、何度も試作品をつくりながら
少しずつ求めるものをつくりあげました。

苦労のかいあって、
アースボールが目の前に現れたときは、
とても感動したのを覚えています。

「ほぼ日のアースボール」は、
大きな可能性を秘めたプロダクトです。

アースボールは地球儀ではありますが、
他の地球儀とはあきらかに違うものです。

ぜひ本物を触って感じていただきたいですね。